システムエンジニアとして働くことのやりがいは現実社会における問題と情報技術におけるシステムとのつながりを作り出すことであり、それに関して事実上無限の可能性があるという点である。ある仕事を効率的に行うための手段を考えたり、繰り返し起こってしまっている業務上のミスについてそれをなくすためのシステムを考えたりすることが仕事であり、その解決法はただ一つではない。いくつも考えた中から、そのシステムを作り上げたときの現場の様子までを考えて最も最適なものを選び出して開発に回すということを行わなければならず、そのやりがいは非常に大きいのである。
いわば出された課題に対して最適解を考え続けるということが仕事とも言えることから、そういった考えを巡らせていくことに魅力を感じる人にとっては他にない適職となる。しかし、こういった思考を巡らすことがあまり好きではないと実感してしまった人でも、その経験を生かして様々な方向性に転職していくことができるのもまたシステムエンジニアの魅力である。
こういったシステム開発のための方法を考えるためには論理的思考を伴わなければならず、そのトレーニングの方法として効率的で実践的な場がシステムエンジニアの仕事となっている。論理的な思考力はエンジニアとして働く場合に限らず、ビジネスやマーケティング等の幅広い分野において重要視される。そのため、業種を問わず転職をする際に役立つ経験を積めるのである。